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三浦町カトリック教会 [廃墟&近代化遺産]



長崎県佐世保市



DSC02899.jpg


まるでテーマパークを思わせるような

一際目立つ存在の三浦町カトリック教会。 



佐世保市内の高台にあり、

市内を走る国道からは

一目でわかるほど目立つ存在の天主堂だ。




鉄筋コンクリートの利点を余すことなく使い、

天を刺すかのような

鋭い3本の塔が特徴的です。



DSC02886.jpg

いままで、鉄川与助氏の天主堂を沢山、見てきましたが

こうして見ると彼の作品でないようですね。



コンパス司祭により設立された教会で

明治32年に同じ市内の谷郷町に建てられた天主堂を

昭和5年に現在の位置に移築したらしいです。



正式名称は「聖心天主堂」と言って

米軍佐世保基地も近いことから

米海軍の信者も多いようです。




DSC02882.jpg

中はリブ・ヴォールト天井で

高さを生かした伸びやかな空間が広がっていました。



DSC02884.jpg

ステンドグラスはかなり派手系でございます。




佐世保の市街地の真ん中にあり、

戦時中はかなりの空襲を受けた場所ですが

見事に避けてくれたようです。(流石に十字架は攻撃できないよね)

DSC02887.jpg

明治の建物でこれほど派手なゴシック建築は珍しくて

戦時中もかなり目立つ存在だったのでしょう。





僕がはまっている天主堂設計の巨匠

鉄川与助氏のものではありませんでしたが

この天主堂に隣接する聖心幼稚園があり、

こちらの設計はなんと鉄川与助氏なのだ。


DSC02888.jpg

[聖心幼稚園]


窓がアルミサッシに代わってしまっていますが

鉄川氏の天主堂以外の建築を始めて見ました。


DSC02900.jpg


昭和5年に建てられ、戦時中は海軍の

応召兵の宿舎になっていたようですが

昭和21年に幼稚園として再園しています。



幼稚園と言うこともあり、

細部にわたって可愛らしい造りじゃありませんか。



巨匠が未来を担う子供達の学びの場を手がけると

この形になるんですね。





こうして見ると隣り合う天主堂と

幼稚園の造りはとって相性が良いように見えます。


ひょっとすると、こ天主堂も巨匠が手がけたのでは?と

思わせるほど、良く馴染んでいるのです。



DSC02894.jpg






こうして見上げるとちょっと異国を感じるね。

街のど真ん中で激動の昭和を見てきた

メルヘンな天主堂はココ





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朝倉市の丸い奴 [廃墟&近代化遺産]




福岡県朝倉市(ちょっと前は朝倉郡)




小京都と呼ばれる秋月

から小石原川を少し下流に辿った下渕地区に

ま~るい奴を発見! 
(かっぱぁさん情報です)




円形分水です.JPG

キターー!!



ちょっと近代的な円形分水です。







超マイナーですが立派な施設です.JPG


中央からサイホン方式でくみ出された水が

下の円形分水のシンボルと言っていい

丸い槽に入って均等に溢れ出る構造です。



ちょっと濁ってる.JPG



水は濁っていますが

溢れ出る中央部には魚が泳いでいました。

中心.JPG


見た目はイマイチだけど

水質的にはよさそうだ。





ここから溢れた水は

仕切り板で系統別に分けられて

分水されていきます。

涼しい風景.JPG






たしか3系統だったかな?

水路も合わせて曲線が滑らか.JPG



コンクリートのアールが滑らかで

近代の物のようですが見た目が優しい感じです。



仕切り板で区切られて

公平に分けられた水は用水路を通って

各エリアへと流れていく

用水路の中.JPG



しっかり美味しいお米を育てて下さい。







水滴.JPG






ほとばしる水は命の輝きを放って

大地を潤す。

年代はさっぱりわからないけど

先人の知恵をしっかりと受け継ぐ丸い奴はココ


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大久野島灯台 [廃墟&近代化遺産]




忘れていたわけでは有りませんが今頃

毒ガス工場跡で有名な大久野島の灯台の紹介







周囲3kmちょいの小さな島ですが

船の往来の多い瀬戸内の

島に建つ灯台は重要な役目を担ってるはずで

さぞ立派な灯台が建ってると思いきや・・・


チッチェー!.JPG


結構、チッチェ~んだな・・・コレガ!






小さいけど

3頭身的は風貌はかなりプリチーでございます。


オモチャチックで気に入りました.JPG



この3頭身の灯台は

明治27年(1894年)に建てれた

姿から受ける可愛い印象と裏腹に

と~っても歴史のある灯台なのだ。




渋いプレートです.JPG



高さは8.5mしか無いですが

時代と立地を考えると

十分な大きさではないでしょうか?



崖の上に建ってるお陰で

海面から20.6mの高さから

海の安全を見守ることが出来ています。


瀬戸内海とは思えない.JPG



小さな大久野島の灯台が

眺めている海はこんなに美しい!


灯台は先っちょにある.JPG



青い海には真っ白な灯台が

良く似合うね。



ずんぐりしてて可愛い.JPG


灯台を構成してるのは

切り出した石ですが

残された微妙な凸凹面がとっても萌えます。



レンズ前の手摺の付いてる出っ張りも

良く見ると石ではないですか?





砲台と一緒の石かな?.JPG


切り出した石の表面のまま色を塗ってるので

単調な円筒が凄く立体に見えてきますね。





と、この大久野島の灯台の建つ場所は

島全体もそうなんですが真さ土で形成されてて

地盤が脆くて灯台横はザックリと崖崩れしてたので

近付かないようにしましょう。(これがザラザラと良く滑るんだな)



用心して先っちょまで行って見ると

馬の背状の岬になってました

馬の背になっています.JPG




真っ青な瀬戸内海が広がり

毒ガス工場のダークな過去を忘れてしまいそうです。








やっぱり先っちょに建つ灯台は好きだな。

小さくても大きくても、いつも海を見守ってくれてると思うと

3頭身でも頼もしいよ。

地図から消えた島の岬に建つ灯台はココ


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